2011年1月2日日曜日

緩和ケアの定義

また、心理社会的問題や、スピリチュアル面でも、きっちりと評価を行うものです。
そして、死を早めたり、引き延ばしたりすることを要しない措置が、緩和ケアなのです。
要するに、緩和ケアは、クオリティー・オブ・ライフと言われる、生活の質や生命の質を改善するためのアプローチとして、定義づけられています。
緩和ケアは、痛みや苦痛を伴う症状から解放してくれるもので、生命を尊重して、死を自然の過程と認めるという見地にあるものです。
そして、障害にならないように、予防や対処をすることが、緩和ケアの目的でもあります。
また、家族が、患者の病気や死別後の生活に適応できるようサポートするのも、緩和ケアの目的でもあるのです。

緩和ケアは、治癒を目指す治療が絶対的に有効なものではなく、患者に対する全人的なケアこそが最良とするものです。
患者の痛み、そして、症状のコントロールや、 精神的、霊的問題の解決は、非常に大きな課題で、それを解決すべく、緩和ケアが存在するのです。
痛みや不快な身体症状のつらさを和らげるだけが、緩和ケアの目的ではなく、心理的苦痛などを解決してくれるものです。
世界的な緩和ケアの定義は、WHOで定義されている言葉が一般的とされています。
そして、患者のために心理的、霊的側面から支え、死を迎えるまで、患者が人生を明るく生きてゆけるよう支えるのが、緩和ケアの役割なのです。
まさしく緩和ケアの目標というのは、患者とその家族が、可能な限りの最高のクオリティー・オブ・ライフを実現することにある、と定義されています。
オーストラリアでは、俗に、キリスト教でのホスピスケアの長い歴史を持っています。
そして、一方で、オーストラリアでの緩和ケアの定義というものが存在しています。
欧米に比べると、日本の緩和ケアの現状に近く、日本の経験とそのまま同時並行のような印象をぬぐえないものです
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