2011年10月17日月曜日

【糖尿病網膜症】と失明

糖尿病の合併症の1つであるのが【糖尿病網膜症】で、眼球の奥には網膜という光が像を結ぶ場所があり、そこにはたくさんの毛細血管が結集しています。
血管が詰まると、網膜の中の血液がスムーズに流れなくなり、必要なだけの酸素や栄養分を受け取ることができなくなることから、【糖尿病網膜症】を引き起こすのです。
血液が流れなくなった場所には、新生血管という新しい血管が出き、栄養不足を補おうとしますが、新生血管は非常に破れやすいので、【糖尿病網膜症】になるのです。
そうした時に失明させる【糖尿病網膜症】というのは、本当に恐ろしい病気と言えるでしょう。
そうした状態になると、【糖尿病網膜症】は、硝子体出血や網膜剥離、血管新生緑内障を併発し、そのまま放置すると、失明に至るのです。
こうした一連の過程が、【糖尿病網膜症】になり、毛細血管というのは、糖尿病を発症してから十数年かけて少しずつ障害を引き起こすのです。
そして、時に大出血を起こして【糖尿病網膜症】の病状を悪化させる恐れがあります。
それまではほとんど視力が変わらないので【糖尿病網膜症】の進行は、どうしても気づかないケースが多いのです。
自覚症状が乏しいので、【糖尿病網膜症】は放置することが多く、増殖網膜症に移行することで、突然の大出血が起こり、失明してしまいます。

【糖尿病網膜症】の場合、視力は徐々に低下するのではなく、ほとんどの場合、ある日突然、急激な視力低下が起こるのです。
本来は正常の視力だった人が、人生の途中で、【糖尿病網膜症】により、突然、失明してしまうのです。
生まれつき目が見えない人は、小さい頃から、様々な手段を身につけていますが、【糖尿病網膜症】の場合は、大人になってから失明するので、そのショックは計りしれません。
【糖尿病網膜症】を防ぐには、十分な知識と、年に1、2回の眼底検査を受けることが重要になります。
そのため、最近では、【糖尿病網膜症】による失明は、かなり大きな社会問題になっています。
糖尿病の合併症の一つが【糖尿病網膜症】で、見にくいと感ずることなく進行して、自覚症状が現われたときは、既に失明の危機に陥っているのです。【糖尿病網膜症】というのは、日本では、中途失明の原因では、現在、第1位となっていると言われています。

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