2012年8月2日木曜日

【リンパ節】とは


【リンパ節】の周囲から多くのリンパ管が入って、一部の凹んだリンパ門からリンパ管が出る構造となっています。
【リンパ節】は、体の中に侵入した細菌やウイルスを処理するため、リンパ球を作りだします。
また、【リンパ節】の内部の空所には、リンパ球、マクロファージ、形質細胞、そして少数の白血球などの細胞を含んでいます。
哺乳類のリンパ管の所々に存在する球状もしくは、大豆状の膨らみが【リンパ節】にはあり、結合組織性の被膜に包まれています。
癌細胞が組織液に遊離してリンパ管に流入した場合、【リンパ節】は、癌細胞をせき止めて殺そうとしますが、殺しきれない場合は転移してしまいます。【リンパ節】とは、哺乳類の免疫器官のひとつで、これは全身から組織液を回収し、静脈に戻すリンパ管系の途中に位置するものです。
つまり、【リンパ節】は、簡単にいうと、外的から体を守る免疫機能のひとつということになります。
首、わきの下、曾径部、体の奥などにあるアズキぐらいのものが【リンパ節】で、個人差はあるものの、全身に800個くらいあると言われています。
そして、【リンパ節】は組織内に進入し、もしくは非自己異物が血管系に入り込んで全身に循環してしまう前に免疫応答を発動して食い止める関所のような役割があります。
そして、リンパ液が運んできた異物をすくいあげるフィルターのような働きが【リンパ節】にはあります。
異物に対して【リンパ節】は、リンパ球が抗体を出して体の中に侵入しないように防御します。
抗体を生産する働きもあり、【リンパ節】で捕らえた細菌が出す毒素を中和して抗体を作ります。

【リンパ節】は、リンパ球を成熟させる働きもあり、骨髄で作られたリンパ球がここで成熟してから、全身へ送り出されることになりすます。
リンパ小節でリンパ球の増生が行われ、リンパ洞は濾過装置として細菌や異物を食作用によって処理し、そして【リンパ節】では抗体生産も行っています。
ブタの【リンパ節】は他の動物と違い、皮質と髄質が逆に位置するのが特徴と言えます。

0 件のコメント:

コメントを投稿