2013年8月15日木曜日

【鳥インフルエンザ】の型

【鳥インフルエンザ】は、様々な型がありますが、インフルエンザウイルスの中で鳥類に感染するのはA型です。
そして、【鳥インフルエンザ】には抗原型があり、それにはH1~H16 × N1~N9など多くの組み合わせがあります。
これまで発見された型は、H1H2H3 ×N1N2で、これは【鳥インフルエンザ】とは違い、ヒトには、B型、C型も感染します。
しかし、近年、ヒトに感染する高病原性【鳥インフルエンザ】というものが発見されていて、問題視されています。
ブタの体内でウイルスが変異したという仮説があり、【鳥インフルエンザ】と共に、遺伝子 解読による進化系統分析の裏付けが急がれています。
食品中にウイルスがあっても、【鳥インフルエンザ】の場合、十分に加熱して食べれば感染の心配はありません。
その他、家畜のブタ、ウマ、ミンク、野生のアザラシ、クジラの感染が、【鳥インフルエンザ】以外で知られています。
ただ今のところ、高病原性【鳥インフルエンザ】のヒトへの感染例は少なく、鶏肉や鶏卵で人に感染した例はありません。
しかし、【鳥インフルエンザ】に感染した者の死亡率は1997年の流行では30%でしたが、2004年の流行では60~70%と高くなっています。
死亡率に関しては、【鳥インフルエンザ】の型によって違い、実際、血清学的調査は行われていません。
農林水産省では、【鳥インフルエンザ】に対して、家きん肉は十分加熱して食べるよう、また、未加熱または加熱不十分で食べないよう指示しています。
そのため、【鳥インフルエンザ】の本来の意味としての死亡率ではないとする専門家の意見もあります。
しかし、【鳥インフルエンザ】ウイルスの感染が広域化、長期化しているのは事実で、どの型も豚やヒトの体内で突然変異する危険性があります。
ただし、ヒトインフルエンザウイルスと違い、【鳥インフルエンザ】は、ヒトからヒトへの感染拡大はありません。

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