2013年12月9日月曜日

【薬事法】と海外の医薬品

これは決してアメリカの【薬事法】がいい加減ということではなく、アメリカで定められた手続きをきちんと踏み、安全性が認められたから。

【薬事法】では海外の医薬品の輸入についても規制をしています。
例えばアメリカではFD&CA、ヨーロッパではMDDと呼ばれる法律が日本の【薬事法】と同じ位置づけになります。
日本はとかく、物事について細かいといわれる国民性を持っていますが、やはり日本の【薬事法】も海外に比べて細かいという印象があります。
日本の【薬事法】は海外でも類を見ないほど厳しく医薬品が規制されているんです。
しかし【薬事法】で守られていると考えれば、有難い存在なのではないでしょうか。

【薬事法】では、日本国内では承認を得た医薬品しか販売することができないと定められています。
この【薬事法】で承認されている医薬品の種類は、海外アメリカなどに比べるとかなり少ないと言われています。【薬事法】は日本国内で有効な法律ですが、海外にもやはり、医薬品などを規制する法律があります。
だから、海外の【薬事法】で認められた医薬品が日本に入ってくるのに4、5年のタイムラグがあるんですね。
アメリカの【薬事法】では、日本でまだ承認を得られない医薬品や日本で処方箋薬に指定されている医薬品も薬剤師を通さず手軽に購入できたりします。
海外旅行のついでに日本の【薬事法】では未承認の医薬品や化粧品などを買ってくる人も多いですよね。
日本で未承認の医薬品などは個人が自分で使うために輸入することはできても、第三者の手に渡ってしまうことを【薬事法】では認めていないんですね。
日本未発売の海外の化粧品などは特に日本のマーケットで現地の何倍かの値段で売れたりしますが、このような行為には【薬事法】の定める許可や承認を得る必要があるんです。
日本未承認でも海外のよく効く薬や新発売の化粧品は魅力的ですよね。
また、海外の医薬品や化粧品を自分のために個人輸入する場合にも、【薬事法】により輸入できる数量などが限られているので注意が必要です。

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