2013年11月15日金曜日

【小児ぜんそく】の原因

【小児ぜんそく】の原因は、ダニやホコリなどのハウスダストやペットの毛、それに花粉などなど、所謂アレルギーを引き起こすアレルゲン物質だと言われています。
もっと厳密に言えば、ホコリを吸ったのが原因で【小児ぜんそく】が出るのではなく、気道の粘膜が炎症を起こし、空気の通り道が狭くなってしまうため呼吸困難に陥るんですね。
そこで大切になって来るのが、敏感になって、かなり痛んでいる気道をきちんとケアして上げる事です。
もし、ペットを飼う事そのものがこうしたアレルギーの原因になるなら、今のようなペットブームは起こらなかったでしょう。
そうなんです、【小児ぜんそく】の根本的な原因は、空気というより、やはり本人の体質だと考えるべきなんですね。

【小児ぜんそく】の子供は、呼吸を行う気道の粘膜が敏感で、延焼しやすい状態にあります。
そのため、他の子が全く支障を来さない程度のホコリを吸っても、それが原因となって発作を起こしてしまうのです。
ただ、その気道の粘膜が炎症を起こす原因は何かと言うと、やはりホコリなどのアレルギー物質という事になるんだけど・・・。
まあそういう事ですから、原因となる環境物質だけを取り除いたところで、めでたしめでたし、【小児ぜんそく】とはバイバイという容易なものではないという事なんですよ。
そして、そのための一環として、まずは気道の粘膜が炎症を起こす原因となるアレルギー物質を出来る限り遠ざけるのが【小児ぜんそく】の最も身近な対策の一つです。

【小児ぜんそく】の原因は、必ずしも空気汚染だけとは限っていません。
中には皮膚疾患のように、食べ物に含まれる特定の物質が原因で発症する事もあります。
これは食物アレルギーによる【小児ぜんそく】で、他に、激しい運動をした時に発作が出る運動誘発性のものもあります。
何せ、気象状況だけは、いくら子供の病気の原因になるからと言っても、易々と私たち人間の手で調整出来ないですものねぇ、大変です。
けれど、一時的にそうした目に見える原因を取り除いても、【小児ぜんそく】が完治する訳ではないという事を知っておきましょう。

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