2012年10月15日月曜日

【逆流性食道炎】の検査


【逆流性食道炎】というのは、非常に自覚症状の出やすい内臓疾患だと言えるでしょう。
けれど、その反面、【逆流性食道炎】は、職場などの健康診断では案外発見されにくい病気でもあります。
因みに、びらんというのは粘膜のただれの事で、潰瘍は組織破壊が診られる事、このいずれかの症状の有無と進行具合で、今の病気の重傷度が分かる訳です。
ではでは、何故、【逆流性食道炎】は、健康診断で判明しにくいのでしょうか。
それは恐らく、問診に頼る部分が多いのと、胃カメラを使用せず、バリウム検査だけで健康診断を済まされる場合も少なくないからではないかと思われます。
故に、思い当たる節はあっても、別に指摘される訳でもなく、日常生活にさほど大きな支障を来す訳でもないところから、ついつい放置してしまわれる方も多いようです。
確かに、びらんや潰瘍がなければ、「非びらん性胃食道逆流症」という病名が告げられる事が圧倒的多数でしょう。
ただし、どんなに立派な資料に基づき、どんなに大切な質問をされても、患者がアバウトに答えていては、何の意味もありません。
ではでは、びらんや潰瘍が診られなければ【逆流性食道炎】ではないのかというと、決してそんな事はありません。

【逆流性食道炎】の検査は、大抵問診と内視鏡検査の2本立てで行なわれます。
やはり胃カメラを飲んで行なう内視鏡検査で、食道内の粘膜の状態を見なければ、【逆流性食道炎】の有無や度合いは判断出来ないというのが実際のところなのです。
とにかく、ここまでしないと明らかにはならないのが【逆流性食道炎】、馬鹿には出来ませんので、関連のブログやサイトで調べ、気になったら、絶対検査するべきでしょうね。
けれど、この非びらん性胃食道逆流症は【逆流性食道炎】の極めて初期の症状であるものですから、やはり油断禁物、きちんとした治療をする必要性があります。

【逆流性食道炎】の検査は、先ほどもご説明したように、基本的には問診と内視鏡検査の2本立てで行なわれます。
何故なら、食道内の粘膜に異常が診られないのにも関わらず、頻繁に胸焼けや呑酸を起こすという事であれば、それこそ食道ガンや胃ガンである可能性が否めません。
また、患者さんによっては、どうしても内視鏡検査が難しい方もいらっしゃいますから、その場合は、薬を服用し、1週間ほど様子を見るという方法が取られる事もあるそうです。
けれど、これはあくまでも、食道の粘膜にびらんや潰瘍などが診られ、【逆流性食道炎】である事が明らかになった場合の話。

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