2012年10月9日火曜日

【ツメダニ】の画像


【ツメダニ】は、体長が0.3~0.8mmで、その色は、淡黄色~淡褐色というのが特徴で、ネットなどでは、よく画像付きで紹介されていたりします。
触肢の先端に大きな爪をもっているということから、【ツメダニ】という名前が付けられました。
コナダニ類、チリダニ類、ニクダニ類などの他のダニ、もしくはノミの幼虫などを捕え、その体液を吸って【ツメダニ】は生きています。
また、【ツメダニ】は、餌が不足してくると共食いもしますが、どちらかというと、積極的に人を刺すことはありません。
高温多湿となる夏場に【ツメダニ】の活動は活発化し、大量発生するので、人への被害が出てくるのは、この時期が最も多いです。
そして、寒い北側の部屋より、温かい南側の部屋に繁殖しやすいというのが、【ツメダニ】の性質です。
これはまさしく、【ツメダニ】に刺された1つの特徴で、刺された部分は小さな赤い発疹が出現します。
温度が高くて湿った場所を好むのが【ツメダニ】ですが、家屋内では、畳、カーペット、布団などに潜り込んで、卵を産みます。
【ツメダニ】とノミに刺された違いを見分ける特徴としては、ノミは足に噛み付くことが多いということです。
コナダニ類などが発生する食品や、畳、倉庫、動物の飼料などでも、【ツメダニ】は二次的に発生します。

【ツメダニ】の発生は、一戸建ての住宅より、マンションなどの高気密性住宅で多く発見される傾向にあります。
皮膚炎を起こすこともあり、【ツメダニ】に刺されたかゆみは、1週間くらい続きます。
そして、【ツメダニ】に刺された直後は、すぐに症状が現れないのですが、1~2日経つとかゆみを感じます。
【ツメダニ】は、屋内で大量発生すると、必然的に人体と接触する機会が増えるので、それで人が被害を受けることになります。
大体、【ツメダニ】に刺される部位は、膝、股、腕などのやわらかい部分が多く、脇の下や首から胸などによく刺されます。

0 件のコメント:

コメントを投稿