2012年12月15日土曜日

【延命治療】にかかる費用


しかし、【延命治療】をしたことで、患者に余計な苦しみを与えることもあり、何より、費用がかかります。
そして、患者に意識がない状態で【延命治療】を続けたところで、どれほどの意味があるのか疑問もあり、それを見守る家族も苦痛です。
1分でも長く生きていて欲しいという願いが、【延命治療】には込められていますが、費用という現実に直面する問題は避けられないのです。

【延命治療】については、費用の問題だけでも、家族にとっては相当なプレッシャーがあることには違いありません。
呼吸が止まってしまった患者に対して、人工呼吸器を駆使したりするのが【延命治療】なので、その後、元気に回復するというのは、ほとんど期待できません。
自分で食べ物を口に出来なくなった患者に対して、カテーテルで栄養を補給するのも【延命治療】になりますが、この場合も元気な姿に戻ることはまず不可能です。
そうした、1%の回復の見込みがない患者に対して処置する【延命治療】に対して、支払う費用というのは、どれほどの意味があるのでしょう。
簡単に言ってしまうと、そうした【延命治療】をすることは、そのまま、医療費の無駄遣いになり、それに伴う家族の費用負担も大変です。
仮に、【延命治療】で支払う費用が月数万円であっても、医者の側からすると、トータル的には、数千万円の費用がかかることになります。
【延命治療】により、延命すればするほどかかる費用は大きくなっていてき、何年も続けば、費用は莫大になります。
いずれにせよ、【延命治療】をする場合、費用が大きくかかってくるので、ある程度、お金に余裕がある人でないとできない治療なのかもしれません。
【延命治療】というのは、大切な患者の命を守る重要な治療なのですが、一方で、それをするための莫大な費用というのが、懸念されています。
今では、超高齢化に突入しているので、【延命治療】を続けるお年寄りは多いのですが、費用をめぐって、悩みを抱える家族も少なくありません。
また、もし、【延命治療】で意識を回復しても、家族は、寝たきりの患者を受け入れなければならないので、そこでも費用の問題が出てきます。
とにかく費用の問題がある以上、【延命治療】を軽々しく推進するというのは、できません。

0 件のコメント:

コメントを投稿