2012年12月5日水曜日

【ジェネリック】の低価格医薬品


けれど、【ジェネリック】医薬品が安いのは、生産コストが安いからではなく、開発までのコストが安いからに他なりません。
それに、【ジェネリック】としての厚生労働省の定める試験も受けないといけませんからね、全く開発コストが掛からないという訳ではありませんよ。
まだまだ検討する価値のある【ジェネリック】医薬品、関連のブログやサイトで一度じっくり調べてみられてはいかがでしょうか。
不況が深刻化している昨今、日本でもようやく、低価格の【ジェネリック】医薬品が普及して来ました。
しかし、新薬で証明された有効成分から同等の効果効能を持つ薬として造られたのが【ジェネリック】医薬品。
ただ、それでも新薬に比べれば遙かにリーズナブルで済みますから、それがそっくりそのまま【ジェネリック】の低価格に反映されて来るという訳です。

【ジェネリック】医薬品と一口に言っても、やはり元々の有効成分が非常に高価な薬も少なくありません。
そのため、全ての【ジェネリック】医薬品が新薬よりも遙かに低価格かと言われれば、そうでもない事も多々あります。
それでも、新薬の7割位の価格で入手出来るでしょうし、原価の安価な薬であれば、新薬の2割程度の価格で提供されるものもあります。
特に、複数の薬を長期間服用される方にとっては、見逃せない話だと言っても過言ではないでしょうね。
実際、貧困の激しい発展途上国においては、【ジェネリック】医薬品が人々の命を繋いでいる光景も見られます。
出産前のお母さんと生まれたばかりの赤ちゃんにそれぞれ一回ずつ投与する事でHIVの母子感染リスクを軽減出来る事で知られるエイズ治療薬「ネビラピン」はその代表格。
実はこのネビラピン、欧米では特許が切れていないため、当然、【ジェネリック】提供が認められていません。
通常、新薬のハイコストは、その大半が生産工程ではなく、研究開発工程から出て来るものです。
勿論、多少なりとも独自の添加物配合や製造工程も考えなければなりません。
それでも、まだ多くの先進国が市場の60パーセント近くを占めているのに対し、日本は僅か30パーセント足らずです。
元々新薬の特許は原則20年で、その後は【ジェネリック】の製造が自由になる仕組みになっています。

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