2012年12月17日月曜日

【延命治療】のデメリット


日本では、安楽死というのが法的に認められていないので、【延命治療】の問題が出てくるわけで、このことがそのままデメリットと捉えることができます。
とにかく、【延命治療】をすると、長期化して、人手によるコストが大きくなるので、そうした問題をクリアするのは大変です。
そして、【延命治療】を続けた場合、長期化する事が多いので、これは家族にとって費用面で痛いデメリットになります。
医療現場では、スパゲッティー症候群というような過剰な【延命治療】がなされた経緯もあるので、そうした点はデメリットとして捉えて、向き合っていかなくてはなりません。
【延命治療】のデメリットは、様々な角度から見ていけばいくほど、噴出してくるものなので、1つずつ解決していく必要があります。
尊厳死自体、それほど取り上げられてないので、ピンとこないかもしれませんが、【延命治療】のデメリットを考える上では、キーワードになります。
医者やスタッフは、患者と二人三脚で最後まで歩むのだというのが、【延命治療】の推進力になっていますが、それは尊厳死という観点からは、デメリットになります。
もちろん、生きたいという人にとっては、【延命治療】は大きなメリットになるのですが、そこだけを見ていくと、デメリットを見逃してしまいます。
ただ、奇跡的に意識を取り戻すことを信じて、【延命治療】のに取り組む家族もいるので、その点は考慮しなければなりまぜん。
しかし、現実には、【延命治療】をすると、自然死よりも費用が8倍近くかかると言われているので、これは大きなデメリットです。

【延命治療】のデメリットは、最終的には死ぬことが分かっていてもする行為で、本当の回復のための措置ではないところです。
近年、QOLということが久しく言われていますが、それは、【延命治療】をする中で、大きく関わってくる問題です。
もちろん、【延命治療】では、本人の苦痛もあるのですが、意識がないような状態では、より、家族に負担がかかります。
しかし、人の命にかかわるのが、【延命治療】なので、デメリットを解決するのは容易ではありません。

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