2013年2月4日月曜日

【過敏性腸症候群】とは



【過敏性腸症候群】は、元々神経質な性格や、自律神経系が不安定な人がなりやすいと言われています。
これまでは、【過敏性腸症候群】は大腸の機能異常で引き起こされる病気と判断されていたのですが、最近では、小腸も関与していると指摘されています。
腸の検査や血液検査では【過敏性腸症候群】かどうかを判断しきれない状況にあるので、わかりにくい病気です。
しかし、下痢や便秘、ガス過多などの下腹部の張りなどの症状が起こるので、【過敏性腸症候群】になると非常に面倒です。
小腸を含めた腸全体に機能異常があることが、【過敏性腸症候群】では、最近、判明しています。
とても頻度の高い病気で、【過敏性腸症候群】になりやすいのは、大体、20~40代に多い傾向があります。
男女比で見ていくと、【過敏性腸症候群】は、女性が非常に多い病で、便秘型、下痢型、交代型に分けられます。
男性の場合、下痢型、女性の場合は便秘型が多いというのが、【過敏性腸症候群】の特徴です。
つまり、消化器科を受診する人の3分の1が【過敏性腸症候群】というわけで、いかに多いかがよくわかります。
また、【過敏性腸症候群】は、精神的不安や過度の緊張などからくるストレスによって引き起こされることもあります。
明らかな異常がないのに【過敏性腸症候群】になると、腹痛や腹部の不快感が強くなり、便秘や下痢が長く続きます。
また、暴飲暴食やアルコールの多量摂取などすると、【過敏性腸症候群】になりやすく、不規則不摂生な生活が原因になります。
パニック障害などとほぼ同じような原理で、【過敏性腸症候群】になることは多く、むしろそうしたケースが最近では増えています。
近年では、セロトニンという神経伝達物質が、【過敏性腸症候群】に関係しているとも言われています。

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