2013年2月28日木曜日

【臓器移植】での倫理


脳死は人の死ではないという考え方を持つ人にとって、【臓器移植】は、倫理に反するものになります。
【臓器移植】の法改正では、家族の同意があれば、子供から子供への移植が可能になりますが、これこそ倫理に抵触するものです。
極端に言えば、【臓器移植】というのは、他人が脳死状態になることを望んでいるのと同じことです。
ただ、一人の命を救うために、もう一人の命を絶つ【臓器移植】というのは、明らかに倫理に反します。
命に優劣をつけることなど出来ないにも拘らず、それをする【臓器移植】は、倫理上、問題があります。

【臓器移植】をする場合、受ける側も提供する側にも、どちら側の親や家族があり、命の重さは同じです。
死は心臓の鼓動が停止し、霊魂が肉体から完全離脱したときをいうのであり、脳死での【臓器移植】は、まさに神に対する冒涜です。
つまり、適性な行為ということができないのが【臓器移植】であり、自分の子を助けたいがための自己愛にすぎません。

【臓器移植】というのは、人間の倫理に反するもので、人間は元来、霊魂と肉体からなる統一体であることを忘れてはいけません。
ドナーが現れるのを待ち望む【臓器移植】は、とりもなおさず、他人の死を望んでいるのと同じことなのです。
他人の子の命はどうでもいいという利己主義な愛が、【臓器移植】にはあり、それは許されないことです。
心拍のある脳死状態は個体死ではなく、そうした状態で行う【臓器移植】は、倫理上、許されません。
脳死状態の生体から臓器を摘出し、死に至らしめる【臓器移植】という行為は、殺人行為と何ら変わりません。
脳死患者は生きているといことを考えると、倫理上、【臓器移植】をするというのは、普通はできないことです。

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