2014年1月26日日曜日

【適応障害】とは

特に最近は少子化&各家庭化の中で比較的安定した子供時代を送られていた方が多いだけに、社会に出て【適応障害】になってしまうというケースも目立つようです。
新しい就労環境や学びの環境に中々なじめないという五月病などは、典型的【適応障害】の一つと考えていいでしょう。
ただし、五月病の中には、単に厳しい受験戦争や就活を勝ち抜いてゴールインした事で気力が失われ、何となくどこもかしこもがつまらなく感じてしまうケースもあります。
こうしたケースは、別段新しい環境になじめないという訳ではないので、【適応障害】に該当しないものと思われますけどね。

【適応障害】は、進学や就職と言った大きな環境の変化だけではなく、クラス変えや配置換えなどの小さな環境の変化からも起こりえます。
ただ、環境改善というのは自分だけで簡単に出来るものではなく、特に家族の理解と協力は必要不可欠になって来るでしょう。
しかも、非常に最近そのストレス因子が現れたからこそ【適応障害】になってしまったというもの。
特に【適応障害】は比較的要因が特定しやすく、治療が容易な疾患です。
ただ、実際に【適応障害】を発症してしまうと、冷静な判断が出来にくくなってしまう事も珍しくなく、患者本人にも要因が特定出来ないというケースもしばしばなんですね。
しかし、鬱病との最大の違いは、その要因となるストレスの種のようなものが極めて身近にある事です。
ただし、周囲の環境がストレス因子となって発症する精神疾患である以上、その周囲の理解と協力をなくしては完治の道は確立出来ないと言っても過言ではないでしょう。
また、引っ越しなども非常に要因となりやすい疾患であって、いつ、誰が発症しても不思議ではない心の病気だと思っておく必要があるでしょう。
ですが、こうした心の病気、即ち精神疾患には不治の病なんてないんです。
結果、【適応障害】を改善するために、やむを得ず離職や転校、そして引っ越しなどを余儀なくされるという方が後を絶たないのです。
ですから、まずは関連のブログやサイトで自分は勿論、周囲の人たちにも【適応障害】とはどんな病気なのかをきちんと知ってもらう事が何より大切ですね。

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