2013年4月9日火曜日

【発酵食品】と加熱との関係


【発酵食品】は過熱すると栄養価値が下がり、パワーが下がるなどとよく言われます。

【発酵食品】に含まれる有用菌の有効効果や酵素パワーは、加熱すれば軽減する事は否めないでしょう。
しかし、それが本当なのかどうかとなると、皆さん微妙なところで、ちょっと首をかしげられるようですね。
出来る限り生で食べられるものは生で食べた方がいいのは確かだろうと思われます。
しかし、私たちが【発酵食品】内の細菌に求めるものは有用菌に対する有効効果です。
となると、乳酸菌や酵母菌などの有用菌が死滅してしまえばその意味がなくなってしまう。
結果、【発酵食品】を摂取する意味も無くなってしまうというのが加熱に対する最大の懸念なのでしょう。

【発酵食品】に求める物が、有用菌が齎す直接的な有効効果オンリーであれば、正直加熱は大敵と言っても過言ではないでしょうね。
だとしたら、加熱がいいとか悪いとかに余り拘り過ぎず、酵素パワーを少しでも活用出来ればという位の気持ちでいた方がいいのかも知れません。
その代表格が、チーズやヨーグルト、それに納豆やキムチ、そしてアルコール類です。
こうなると、全ての【発酵食品】が完全に加熱処理NGという訳でもなくなって来ますよね。
実際問題、多くの細菌は高温処理する事によって死滅してしまいますから、雑菌対策として加熱が非常に有効的な方法である事は言うまでもありません。
それを考えると、生で【発酵食品】を食べたから、必ずしも有用菌の有効効果が食べた分だけ得られるとは考えがたいものがあります。
また、【発酵食品】の大半は長期保存が利く上、加熱処理をせずとも食セルようになっています。
そう考える事で、【発酵食品】の用途や摂取量が逆に増える可能性もあるでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿